「五目ならべ」をWebブラウザ上で遊べるページです。
五目並べってどんなゲーム?
五目並べは、二人のプレイヤーが交互に石を置き、先に自分の石を縦・横・斜めのいずれかの方向に五つ連続で並べたほうが勝ちとなるボードゲームです。日本では古くから親しまれてきた伝統的な盤上遊戲のひとつで、碁盤と碁石さえあれば誰でも手軽に始められることから、子どもから大人まで幅広い世代に楽しまれています。
囲碁や将棋と比べてルールが非常にシンプルなため、初めてでも数分で遊び始めることができます。一方で、先を読む力や相手の意図を見抜く力が求められ、やり込むほどに奥深さが感じられるゲームでもあります。
五目並べの歴史
五目並べの起源には諸説ありますが、日本では平安時代にはすでに碁盤を使った類似の遊びが存在していたともいわれています。江戸時代には庶民の間で広く遊ばれるようになり、「格五」「連珠」といった名称でも知られるようになりました。
明治時代に入ると、五目並べを競技として体系化する動きが生まれ、「連珠」という名称で公式ルールが整備されていきます。現在では国際的な連珠連盟も存在し、世界選手権が開催されるなど、単なる遊びの枠を超えた知的競技としての地位を確立しています。
基本ルール
五目並べの基本ルールは驚くほどシンプルです。
まず、使用するのは碁盤(15路盤または19路盤)と白黒の碁石です。二人のプレイヤーがそれぞれ黒と白を持ち、黒が先手となります。プレイヤーは交互に盤上の交点(線と線が交わる点)に石をひとつずつ置いていきます。一度置いた石は動かすことも取り除くこともできません。
勝敗の判定は明快で、縦・横・斜めのいずれかの方向に自分の石を五つ連続で並べたプレイヤーが勝ちとなります。盤面がすべて埋まっても五つ並ばなかった場合は引き分けです。
これだけ覚えれば、すぐに対局を始めることができます。
先手(黒)が有利? 公平性の問題と「連珠」ルール
五目並べをある程度やり込んでいくと気づくのが、先に石を置ける黒が圧倒的に有利だという点です。実際、研究によって先手必勝であることが証明されており、熟練者同士の対局では黒がほぼ確実に勝ててしまいます。
この先手有利の問題を解消するために生まれたのが「連珠」と呼ばれる競技ルールです。連珠では、黒に対していくつかの禁じ手が設けられています。代表的な禁じ手は三つあります。「三三(さんさん)」は、一手で同時に二つ以上の「活三」(両端が開いている三連)を作ることの禁止です。「四四(しし)」は、一手で同時に二つ以上の「四」を作ることの禁止です。そして「長連(ちょうれん)」は、六つ以上の石を一列に並べることの禁止で、ちょうど五つでなければ勝ちとは認められません。
これらの禁じ手は黒にのみ適用され、白にはありません。白はむしろ、黒が禁じ手を打たざるを得ない状況に追い込むことで勝つという戦略が生まれます。この非対称なルール設計によって、先手と後手のバランスが保たれ、より高度で公平な対局が実現されるのです。
覚えておきたい基本戦術
五目並べを楽しむうえで、いくつかの基本的な考え方を知っておくとゲームの深みがぐっと増します。
まず意識したいのは「活三(かつさん)」を作ることです。活三とは、両端がどちらも空いている三連のことで、相手は次の手で片方を塞いでも、もう片方から四連に伸ばされてしまいます。つまり活三を作った時点で、相手に防御を強いることができるのです。さらに強力なのが「四三(しさん)」と呼ばれる形で、これは四連と活三を同時に作る一手のことを指します。四連を止めれば活三から五連を作られ、活三を止めれば四連から五連を作られるため、相手はどちらも防げず、事実上の勝ち確定となります。
攻めと同じくらい大切なのが守りの意識です。相手の石の並びを常に観察し、三連ができそうな箇所を早めに塞ぐ習慣をつけましょう。攻撃と防御を一手で兼ねられるような位置に石を置けるようになると、一気に上達を実感できるはずです。
また、盤の中央付近は縦・横・斜めのすべての方向に展開できるため、序盤では中央寄りに石を置くのが有利とされています。逆に盤の端や隅は展開の自由度が低いため、序盤から端に打つのは避けたほうが無難です。
五目並べの楽しみ方いろいろ
五目並べの魅力は、その手軽さにあります。碁盤と碁石がなくても、紙にマス目を描いて丸とバツを書き込むだけで遊べますし、今ではスマートフォンのアプリやオンライン対戦サイトでも気軽に楽しむことができます。
家族や友人とのちょっとした空き時間に遊ぶのはもちろん、子どもの論理的思考力を育てる知育遊びとしても注目されています。ルールがシンプルなので小さな子どもでもすぐに理解でき、それでいて「どこに置けば勝てるか」を考える過程で、先を読む力や空間認識能力が自然と鍛えられるのです。
より本格的に楽しみたい方は、連珠のルールに挑戦してみるのもおすすめです。禁じ手の存在が戦略の幅を大きく広げ、まったく違った面白さを味わうことができます。日本連珠社や各地の連珠クラブでは初心者向けの教室や大会も開催されているので、腕試しの場として活用してみてはいかがでしょうか。
ゲームで遊ぼう
下のボードで遊ぶことができますので、暇つぶしにパソコンやスマートフォンなどで遊んでみてください。
五目並べは、「五つ並べたら勝ち」というこれ以上ないほどシンプルなルールでありながら、戦術の奥深さと駆け引きの面白さを兼ね備えたゲームです。気軽に始められて、やればやるほど新しい発見がある。それが何百年もの間、人々に愛され続けてきた理由なのでしょう。
まだ遊んだことがない方も、久しぶりに遊んでみたいという方も、ぜひ碁盤を挟んで誰かと向かい合ってみてください。たった五つの石が並んだ瞬間の爽快感は、きっとやみつきになるはずです。

